入金をしたのに取れない！？そのカラクリとは

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出発日の近い旅行の問い合わせをした際、「入金後の手配になります」と言われることがあります。

なぜ入金後の手配となるのでしょうか。出発が近いキャンセル料がかかる期間に入っている場合、旅行会社は航空端末に座席の予約を入れたり、ホテルへ手配をすると同時にキャンセル料がかかってきてしまうのです。

つまりお客様から入金がないにも関わらず、ホテルや航空会社に手配をしてしまうと、万が一入金がなかった場合は、全額キャンセル料を旅行会社が負担することとなり、いわゆる赤字となってしまうのです。

つまりキャンセル料がかからない期間であれば、予約と同時に仮で抑えることができますが、出発が近いと入金確認できるまで仮で予約をすることができないことを意味しています。

入金後手配となるともちろん満席になってしまうことも、しばしばあります。

しかしこのような仕組みは、一般のお客様にはやや分かりにくく「入金をしたのに取れないなんて詐欺だ」と思う人もいるのです。

確かに振り込み手数料をかけて支払をしたのにも関わらず、予約が取れないことは旅行者にとって心地よいものではありません。

万が一希望の飛行機やホテルが、入金確認後にすぐ手配をしたのにも関わらず取れなくなってしまった場合は、全額返金する手続きを取ります。

しかし旅行会社によっては、振り込み手数料をお客様負担としていることもあるので、返金される金額が少し減ってしまうこともあります。

このような流れはすべて請求書に案内されており、口頭でも説明をすることが一般的ですが、それでもこれに関するクレームは尽きないのが現実です。

入金と手配に少々のタイムラグがあるからこそ、このような事態が発生するのであり、これに納得が行かない場合は、電話予約やインターネット予約の旅行会社の会社ではなく、いわゆるカウンターのある会社に出向くこともポイントの一つです。

その場で予約と入金が同時にできるので、例え間際の出発であっても予約できる可能性が高くなります。

また旅行者自身もその場で予約が取れれば安心感があることは、何よりの強みといえます。

旅行会社としてももちろん入金をしてもらったお客様の予約が取れないことは、避けたい自体でもあるので、万が一取れなくなってしまった場合は代案を探して提案することが一般的です。

すぐに返金の話をするのではなく、できる限りのことしてみた上で、旅行者にどうするのが選択できるようなかたちに誘導していくことベストです。

まずは同等ランクで予約ができる航空会社やホテルなどを提案します。

なるべく旅行者の予算に合うように、差額が少ないように誠実に対応することがポイントになります。

取れない場合は、キャンセル待ちで数日間記録を預かったり、代案で提案するホテルはコストパフォーマンスのよい旅行者が喜んでくれるようなホテルを選んだり、前後に空席のある日にちを徹底的に調べるなど、考えられるようなことは手を尽くします。

その上でどうしても誘導できるプランがない場合は返金となります。

このようなプロセスを踏むことで、お客様にとってもできる限りのことはしてくれたという想いが伝わり、納得をしてもらえることが多いのです。

また代案の提案をする際には、想定される質問にすぐに答えられるようにある程度調べてから連絡をします。

代案ホテルのロケーションや特徴などを調べて、納得してもらえるような説明をすることもポイントの一つといえるでしょう。

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