インターネット販売の盲点

旅行の予約はインターネットが主流になりつつありますが、それでも窓口のある店舗もまだたくさんあります。

 

インターネットだけの販売で窓口がない旅行代理店もありますが、旅行者の中にはかえって、それを不安に感じている人もいるといいます。

 

旅行の商品はまずは入金をしてから航空券が送られてくるため、タイムラグがあり、万が一旅行代理店がつぶれてしまったりしないか、航空券は本当に送られてくるのか・・・そんな不安を感じている人も中にはいるのです。

 

さらに入金をしてから旅行に行くまで数か月先ということもあれば、なおさら不安に感じる人もいることでしょう。

 

旅行代理店が店舗を構えていることは、賃料や人件費などを考えれば、かなりギリギリで経営しているケースもあります。

 

しかし店舗があるからこそ信頼できると考えている人もいるので、まさに会社としての信用を意味しているものでもあるのです。

 

実際にインターネット販売が主流の会社が倒産をしてしまい、入金したのに航空券が届かないという被害も報告されています。

 

確かにインターネットが主流の会社は、店舗を構える旅行会社の商品よりも同じ内容でも安い傾向にあります。

 

しかし万が一の実被害を考えると、多少高くても店舗のある旅行代理店を利用した方がよいこともあるのです。

インターネットの商品と窓口の商品

インターネットで販売されている商品は、実際の店舗で販売されているものよりもごく一部であることが多いのです。

 

インターネットにはあまりにも複雑な旅行の行程や内容、料金などを全て紹介しきれないことも多いことも事実です。

 

あまりにも情報量が多い商品は、旅行者自身が読む気を失せてしまうこともあり、かえって分かりにくい印象を与えかねません。

 

つまりインターネットで販売されている商品は比較的シンプルな商品が多く、限られた商品の中から結果的に選んでいることもあり、窓口に行った方が自分にニーズにぴったりのものを見つけることもできるのです。

 

例えば四国周遊のプランを探している場合、窓口に行けば、往復を別の空港を利用できたり、1泊目、2泊目、3泊目で宿泊先のエリアを変更できたり、夕食付きの有無を選択できたりと幅広い選択肢の中から商品を選べる可能性が広がります。

 

しかしインターネットではこのような複雑な内容は、なかなか全てを掲載しきれないことも多いのです。

 

つまり窓口に行った方が本来の自分が探し求めていたもっとも近い商品を紹介してもらえる可能性があり、結果的に旅行者自身がトクをしていることにもなるのです。

豊富な資料でベストなプランを!

また窓口の醍醐味といえば、ホテルや観光地に関する豊富な資料が用意されている点にあります。

 

特に写真などを使ってホテルを細かく紹介しているオリジナルの冊子を作っていたり、海外のリゾートであれば実際に泊まった人の感想などをまとめた冊子を作っていることもあります。

 

つまりもともと泊まろうと決めていたホテルよりも、もっと自分の希望に近いホテルが見つかる可能性もあります。

 

インターネットであれやこれやと探すよりも、旅行代理店のスタッフの話を聞き、資料などを使いながら詳しく話を聞くことができます。

 

さらにそのホテルのメリットだけではなく、時にはデメリットなどの情報も教えてくれることもあるので、コストパフォーマンスという観点でもホテルを選ぶことができます。

 

インターネットに表記されている旅行代金は、人数や利用する部屋のタイプによって料金が異なったり、追加代金、空港税、燃油サーチャージなどを素人が計算することは意外にも盲点が多く、正確に計算できないこともあります。

 

しかし窓口であれば、プロから正確な料金を聞けるメリットもあるといえるでしょう。