旅行業界の契約社員

前回、正社員で働くことのメリットデメリットをご紹介したので、今回は契約社員の視点からそのメリットデメリットついてご紹介します。

 

給料や待遇面においては、正社員の方が優遇されていますが、敢えて契約社員として働くこともチョイスしている人もいます。

 

それは、旅行業界においてサービス残業は当たり前といっても過言ではない背景が挙げられます。

 

つまり残業代が出ないのであれば、給料が低くても定時で帰れる方がよいと考えている人も多いのです。

 

平日でも習い事や食事会などにも行くことができたり、プライベートな時間を充実させることができるメリットもあります。

 

中には正社員でずっと働いてきて、婚期を逃してしまったという人もいることもまた事実です。

子どもがいても働きやすい契約社員

これまで子育てに対する会社の制度が少ない業界として知られていましたが、大手を中心に育休や働くママを応援する制度を設けている会社も増えてきています。

 

正社員ではなかなか難しい仕事と育児の両立も、契約社員であればそれを実現できるチャンスがあるのです。

 

特に一度退職をしてしまった業界経験者にとって、また働けるチャンスでもあり、会社としても経験者が働いてくれることにメリットを感じていることも多いはずです。

 

保育園の迎えに行かれるように帰ることができたり、週3、4でもOKとしている会社もあるので、まさに契約社員は働くママの見方となってくれることも増えてきています。

転職もしやすい!

旅行業界において経験者は転職にとても有利に働きます。

 

転職するにあたって経験に重きを置かれることが多いため、正社員と契約社員でさほど大きな壁がないことも事実です。

 

つまり契約社員であっても、業界で3年以上経験があれば正社員と同じように働けるチャンスは大いにあります。

 

まずは契約社員で3年働いて、その後正社員で就職先を見つける方法も一つの手段といえるでしょう。

契約社員の仕事内容

契約社員の仕事内容は、電話応対や接客などは正社員と同じように任されることもありますが、データ入力、請求書の発送、最終日程表の発送など、一般のお客さんと関わることが少ない仕事をメインとすることもあります。

 

そのため旅行会社で働きたいけれど、できれば負担の少ない仕事がよいと考えている場合には、敢えて契約社員を選んでみることもおすすめです。

時給で働く契約社員

パートで働きたいけれど、できればオフィスワークで働きたいと考えている人にとって、旅行業界の契約社員はおすすめです。

 

時給は1,000円〜1,200円前後が相場となっており、パートであっても比較的高い給料を得ることができます。

 

さらに条件を満たせば社会保険などに加入できることもあります。

契約社員で働くことのマイナス点

契約社員は給料が安いことは事実あり、ボーナスはないことが一般的ですが、一時金のような形で支給されることもあります。

 

旅行業界の契約社員の一時金は、多くても10〜15万円ほどなので、正社員のボーナスと比べるとかなり低い水準となります。

 

またそれ以外にもマイナス点もあります。

 

例えば定時で帰ることができるメリットはありますが、その分終わらない仕事は正社員の人にお願いをして帰らなければならないこともあります。

 

時には嫌な顔をされたり、快く引き受けてくれないこともあるので、それに悩まされることもあるといいます。

 

それが引き金となって人間関係が悪化してしまったということもあるので、契約社員であっても、自分ができることは最大限こなしていく姿勢もまた大切であるといえるでしょう。