旅行の商品以外の売り上げ

旅行会社の売上の主となるのは、もちろん旅行の商品ですが、実はそれ以外にもオプション事業で、収益を上げていることが多いのです。

 

つまり旅行の申し込み以外にも、旅行保険、レンタカー、オプショナルツアー、お土産販売、WiFiサービス、空港荷物配送サービスなど、様々なサービス事業を展開しています。

 

つまり旅行代理店としては、それぞれの委託先と販売契約を結ぶだけで手数料で儲けが出るため、手間が少なく利益を出すことができます。

 

手数料は10〜15%前後が相場となりますが、旅行保険に限っていえば25%程度手数料が入ることもあり、かなり大きな売り上げになることも事実です。

 

旅行代理店としては、ホームページに旅行関連のサービス事業一覧を掲載しているページを作っている会社や、中には最終日程表などでチラシを折り込んでいるところも多いのです。

 

もともとも旅行の商品自体の利益率は低いため、このようなサービス事業はとても重宝できます。

簡単手配で利益が得られるメリット

旅行保険やオプショナルツアーなどであれば、旅行代理店を通して予約をすることが多いため、旅行会社としては手配や予約をする仕事があります。

 

しかし販売元となる旅行代理店のスタンプなどがおしてある空港の駐車場割引のクーポンなどを配ることによって、旅行者がそれを利用してくれるだけで手数料が入る仕組みになっているものもあります。

 

つまり旅行者が自らその駐車場を利用すると、クーポンに押印されているスタンプで販売元が特定できるため、自動的に手数料が入ってくる仕組みとなっているのです。

 

旅行代理店としては、その旅行代理店のスタンプを押して、最終日程表などに同封したり、店頭に置いておくだけで、手数料が入ってくるのです。

 

売り上げとしては微々たるものであっても、手間がないため、旅行代理店とっても、旅行者にとってもメリットがあるものといえるでしょう。

またトラブルなどは基本的に委託先が対応してくれる!

オプショナルツアーやレンタカーなどは、それが催行されている途中に何かトラブルなどに巻き込まれたとしても、基本的にオプショナルツアー会社やレンタカー会社などが対応してくれます。

 

つまり旅行代理店としては、人数や利用日などを正確に手配しておき、オプショナルツアー会社やレンタカー会社などから送られてくるクーポンなどを、旅行者に渡すだけのシンプルな手配となり、非常に短時間の業務で、利益を上げることできるのです。

サービス業務の拡大

そしてこのサービス業務も多様化しつつあります。

 

その一つがお土産の手配や配送まで行ってくれる便利なサービスがあります。旅行先でお土産選びに時間がかかったり、荷物もかさばったりと、実はお土産選びは時に旅行者の「負担」となっていることもあるのです。

 

そんな悩みを解決してくれるものこそが、このお土産宅配サービスで、その観光地の名物などを配送してくれるサービスです。

 

また新しいサービスとして注目されているのが、トラベルグッズのレンタルサービスです。

 

海外に行く頻度が少ない人にとってはとてもメリットのあるサービスであり、スーツケース、ドライヤー、変換アダプターなど、買うのはもったいないけれど、現地で必要という場合にとても重宝できます。

 

また出張などビジネスで海外に行く人に欠かせないのがWiFi環境ですが、WiFiのレンタルモバイルや携帯電話のサービスも増えてきています。

 

まさに旅行の準備に関するマーケットもこれから拡大していくことでしょう。